土曜ドラマ・ハチワンダイバー

<スタッフ>
プロデュース/東 康之  脚本/古家和尚  演出/水田成英  音楽/澤野弘之
原作/『ハチワンダイバー』柴田ヨクサル

<キャスト>
菅田健太郎/溝端淳平  中静そよ/仲里依紗   六車里花/安田美紗子  月島みさき/木下優樹菜
鈴木歩人/小日向文世  文字山ジロー/劇団ひとり  ニこ神/大杉漣  斬野シト/京本政樹

<あらすじ>
元奨励会でプロ棋士の夢を断たれた男・菅田健太郎が、「アキバの受け師」と呼ばれる中静そよに敗れたことをきっかけに真剣師としての生活を始める。
菅田は、そよが連れてきた三人の真剣師と戦うことになり、ニこ神、文字山ジローという二人の真剣師に勝ったものの、最後の真剣師・斬野シトとの対局に敗れてしまう。元アマチュア名人でありプロからも恐れられたニこ神こと神野神太郎に弟子入りした菅田は、河原(ニこ神の家?)での修行を終え、再び斬野に挑む。

<みどころ>
京本さん演じる斬野シトは、そよが菅田の元へ連れてきた最後の真剣師。プロにはなれなかったものの、賭け将棋で稼げるほどの腕前を持っていますが、その本業は「人形師」。アキバだけでなく、世界のマニアの間で取引されるという、人間そっくりな(映像は人間そのものなので当たり前ですが/笑)フィギュアを作る凄腕人形師でもあるのです。菅田はそんな斬野との対局に敗れ、大好きなメイドみるく(=受け師・そよ)を奪われてしまいます。
メイドや漫画やフィギュアが次々と登場することからもわかるように、秋葉原が舞台となっているこのドラマ。登場シーンでは白いマントを翻し、スロー映像で妖しげな後ろ姿で登場する斬野。アキバ系にしてはちょっとかっこよすぎですが、京本さん自身がインタビューで「原作のイメージのままで」と役作りを心がけられたと答えられるほど、原作忠実なファッション。さらには髪を明るいオレンジブラウンに染め、瞳にはブルーのカラコンを入れるまでの力の入れようで、原作を超えるインパクト大のキャラクターを演じられました。
最後はハチワンダイバーこと菅田にリベンジされ負けてしまうのですが、二度の対局の間で物静かに相手を見据える場面や、追いつめられるときの緊迫した表情、駒を指しながら叫ぶなど、秒単位で違った表情を見せてくれました。時代劇にも通じるところがあるという所作、指先の美しさも見所です。
第5話〜7話の短い出演シーンの中で、「見るがいい!」など文語体口調で話す、京本政樹お馴染みのダーク系キャラクターでもある一方で、リベンジを挑みにきた菅田が二度目の対局の賭けに「このフィギュアをよこせ!」と言うも「ダメー」と一瞬キャラ崩壊してみせたりとお茶目な一面も持ち合わせています。最後、謎の組織・鬼将会の駒を見せられた斬野が、一瞬怯え慄きながら足早に帰っていく場面がありますが、真剣な場面かと思いきや、再び足早に戻ってきて、持参の巨大みるくさんフィギュアをいそいそと押して帰り、M−1チャンピオンのサンドウィッチマンから「忘れ物でけぇなおい!」と突っ込まれるなどのギャグシーンもありました。
ヴィジュアル、キャラの二面性ともに最高な斬野シト。ドラマでは描かれなかった原作の場面も是非見てみたいものです。

同フジテレビで話題となった「医龍」「ガリレオ」「ライアーゲーム」のスタッフが関わり、ド派手な演出やCGを交え、漫画原作ならではの面白い台詞なども登場したり、大物俳優たちの原作そっくりで弾けた演技を見られる非常に奇抜で見ごたえ満点のドラマです。

⇒ハチワンダイバー公式サイト(京本さんのインタビューもあり)

2008年5月31日、6月14、21日放送
Written by:竜歌、Drawn by:だんな

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